八ヶ岳遠征
2008年
813日〜17日

8月14日 美濃戸口〜南沢コース〜行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳頂上小屋
8月15日 赤岳頂上小屋〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜北沢コース美濃戸口

メンバー:Y中 K野 N藤

 


 

毎年恒例となった?夏の遠征に今年も行ってきました。

今年の目的地は信州、八ヶ岳です。

新田次郎の山岳小説にもよく登場し、北アルプス、南アルプスなどとともに

アルペンムードを醸し出しているという八ヶ岳。

天気予報は曇り〜雨という、微妙なものでしたが、

なぜか八ヶ岳周辺は雨も降らず、非常に楽しめました。

今回は、一番メジャーな南八ヶ岳のプチ縦走コースを歩きましたが、

南八ヶ岳にはさらに南にはキレット〜権現岳、

北には天狗岳や高所温泉の本沢温泉、さまざまな登山ルート、

そして四季を通しての変化もまた八ヶ岳の醍醐味だということで

是非また訪れたいと思わせる山域です。


 

 

美濃戸登山口最寄、茅野駅までの移動はあいかわらず列車。
ムーンライト九州号で早速うどんを食すK野君

 

翌日、8月13日は大阪〜米原〜大垣〜名古屋〜中津川〜塩尻〜茅野と
青春18切符で列車を乗り継いでいく。
う〜む座れないと辛い!

 

塩尻駅、すでに標高は800m!
なかなかの高さです。

今回の私の荷物。
マットは空気式から折りたたみ式に変えてみました。

 

さて、茅野駅からさらにバスに1時間揺られ、美濃戸口にたどり着いた私たちは、
登山口から1時間ほど歩いた赤岳山荘にテントを張り、
明日の登山に備えることに。

それにしても到着した時間帯が遅かったせいか、なんだか閑散とした感じ。
美濃戸口は八ヶ岳では最もポピュラーな登山口ということですが、
さすがに上高地のような賑わいはないような印象をうけました。

 

8月14日(木)

花越しにテント。
フライシートが結露でビチョビチョ。

出発はゆったりめの7時40分。
そう。今回の遠征テーマはゆったり登山。
昨年のようなブートキャンプ登山はきついので、封印だ。

 

とりあえず行者小屋まで、コースタイム2時間の道のりを出発!
南沢コースはなかなか樹林が美しく、
多くの人が歩いているだけあって、歩きやすいコースです。

 

天気予報はびみょ〜な感じでしたが、
どうして、どうして、いい天気!

 

高度に弱いというK野君は補助酸素を多用・・・って
まだ2000mにもなってないですけど・・・。

 

とか言っていると、目指すべき?峰が見えてきた!
あれが赤岳か!

 



2時間のコースタイムのところ、2時間40分かかって
ようやく行者小屋に到着!
でもいいのだ、今回はゆっくり登山!

行者小屋は赤岳や阿弥陀岳を見渡せる、
なかなかよいロケーションです。

こっちは阿弥陀岳。



南沢コースはかな〜り緩やかな道のりでしたが、
行者小屋からの文三郎尾根はいきなりの急坂!

あっという間に行者小屋も眼下に!




文三郎尾道から望むパノラマ写真。
綺麗に見えているのは中岳?
その向こうの阿弥陀岳はガスに隠れてしまった・・・。



それにしても急だ!文三郎尾根、っていうかいったい誰なんだ文三郎!




しかし、弛まぬアルピニズムで、尾根を登り続ける我々。





う〜ん。山頂付近はガスか・・。
やはり天気予報は正しかったのか・・・





山頂付近はけっこうな岩。
しかもガス。
このあたりからはきっとすばらしい景色が見えるはずなのだが、
残念だ。残念すぎる。しかし登山の楽しみは景色だけではない。




コマクサ。昨年行った白馬岳で、唯一名前を覚えた高山植物だ。





ということで、今年はこれを覚えよう。
調べたところによると、チシマギキョウというらしい。

http://www.geocities.jp/mr_keik/hana061.html
↑を読んでみるとイワギキョウかも?という気もするが、
繊毛があるのできっとチシマギキョウに違いない。・・・と思う。

 

さて、そんなこんなで赤岳山頂に登頂!



景色がまったくなく、風も強いので、さっさと頂上小屋へ!





時間はまだ13時過ぎだが、自炊席で宴会を開始!





新潟から来た夫婦にホッケをいただいたり、




山談義をしたり・・、久しぶりの山小屋を堪能しました!




そして岳を読む!

山はコエ〜。
明日は天候が悪ければ、このまま降りようかなぁ。
尾根で雷にでもあったら最悪だし・・・・。

などと話なが山小屋の1日は過ぎたのであった。


<続く>