涸沢ヒュッテで、カレーを食べ、暖をとらせてもらい、 さらに横尾谷を通り、横尾山荘そして、徳沢ロッヂへ。 この間も雨はやむことなく振り続けた。 道は寸断され、沢となり、僕たちの行く手を阻む。 ゴアテックス?? そんなものはここでは役にはたたない。 靴も合羽も、すべてに雨は浸透し、 魂をも洗い流し、浄化させる。 僕たちにできることは、とにかく歩みを止めない。 これだけだった。