九重山雪景色
 2008年3月1日

牧の戸登山口〜西千里ヶ浜〜九重別れ〜九重山〜池の小屋(昼食)

〜天狗ヶ城〜九重別れ〜西千里ヶ浜〜牧の戸登山口
 

参加者:I村 H田 N藤

天気:晴


 

登山を始めてこの方、2年、とにかく山には登りまくっていたが、

最初の由布岳に登って以来、雪山登山にはなかなか縁がなかった。

なぜか。

答えは単純

スタッドレスタイヤを保有するメンバーがいないからだ。
雪山登山には興味があったが、登山口までの道のりが、
我々にとっては果てなく遠いものとなっていた。


この日も、当初は国東半島の山にいくはずだったのだが、
あまりに天気がよかったので、九重方面に向かってみた。

途中、凍結っぽいところがあったが、
H田さんのドライビングテクニックと、天候の良さに助けられ、
なんとかたどり着いた牧の戸登山口、
さて、登山の開始!



今年は雪が多いとは聞いていたが、
3月だというのに、牧の戸登山口から雪だらけ。






しかも空は青い!
こりゃあ、なかなかいい時にきたもんだ。







いざ雪の世界へ出発進行!






雪があると、光の反射でやたらとコントラストが高い写真になる。
っていうか、これは単なる露出オーバーか・・・。







凍りつく星生崎、なんとも美しい。





登山口直後は無風だったものの、
九重別れを越えると急に風が強くなりました。
それはもうしゃべれないほどに・・・・。



山頂までもうちょっと・・・!
ここまで壮大だともう、エベレストやK2とかわらんな
・・・・って違うか。そもそも行ったこともないし(笑)




さて、山頂!
向こうには三俣山!それにしても、空が青い!すでに目が雪焼けで痛い!





稲星山方面の道から池の小屋へ。
相変わらず風が強く、昼食は小屋の中で食べよう!(ほんとは立ち入り禁止みたい)

 



バーナーを炊いても手がかじかみます。
極寒登山はホッカイ炉が必須だと痛感。
とにかく手が動かない・・・・。




天狗ヶ城に寄り道したら、そろそろ帰りましょう。




毎年、厳冬期の山では、数多くの遭難がおきている。
雪山に入る登山者は、当然そのことをしっているし、
細心の注意を払っているはずだ。
けれどもまた起きる遭難。。

なぜ、そんな場所に人は繰り返し行きたくなるのか。
今まで不思議に思っていたけれど、

今日、この登山で少しはわかったような気がする。


登山の魅力の一つは、人里離れた場所にやってきた、というような、
俗世との隔離を味わうことができることにあると思うのだけど、

同じ場所に登ったとしても、雪がある場合、
その感覚が何倍にも膨れ上がるような気がしたのだ。

登山家、野口健は、登山で一番達成感があるのは、
山頂に登った時ではなく、山から降り、
いろいろな苦しみや困難からすべてが解放された時だ。
と言っていたが、

今日はちょっぴりその気持ちがわかったような気がした。





さてさて、来週はどこに行きましょうか??